日本財団 図書館


23]-9〜11

『サマーキャンプに参加して』

 

京都第二赤十字病院 看護婦 女

今年初めて参加したのですが、子供はみんな元気によく動きまわるなと思いました。普通の子でも一日中動きまわれば疲れてぐったりすると思いますが、糖尿病の子なら尚更です。食事前、就寝前には低血糖になって捕食している子も多く、夜間も定期的に低血糖の子の血糖チェックをしながら心配になりました。

私自信は小児病棟で5年間勤めている事もあり、ある程度血糖症状の子を看てきたつもりですが、一気に大勢の糖尿病の子と接するの初めてで、個人差もみられ大変勉強になりました。発症後、一生血糖コントロールし、インスリン注射、血糖チェックを続けなければならない子供達にとっては、他の糖尿病の子と接し、気持ちをわかち合えるかけがいのない機会だなと思いました。

 

「つぼみの会サマーキャンプに参加して」

 

京都市立病院 栄養士 女

前回から六年ぶり程の参加で懐かしさと同時に体力的についていけるかなあと、多少不安を感じながら京都駅に集合。いつもより多人数の子供達がはずんだ気持ちそのままに、にぎやかに集まっていよいよサマーキャンプの幕開け。JRに乗っている間ももう一度子供達の指示量その他を他の栄養士さん達と読み返して確認。

朝、昼、夕食の間におやつが三回計六回食で食料補給係は大忙がし、けれどグループリーダーや社会人になって活躍しているカウンセラーに会えてとてもうれしく参加出来て良かったと思いました。

又病院では成人の栄養指導が主で子供と話をすることはめったになくその意味からも、このキャンプに参加するといつも非常に新鮮な感じを受けストレス一杯の毎日から解放されます。

来年も子供達に会えればと願っています。

 

『サマーキャンプを終えて』

社会保険滋賀病院 栄養士 女

23・24日と二日間の参加でしたので、「あれっもう終ってしまった」というのが正直な感想です。小児DMについてはあまり詳しく知らずに参加したのですが、思った以上に頻繁に低血糖を起こすのをみて、血糖変動がこんなに大きくても大丈夫なのか心配になったり、捕食とはいえ、菓子ばかりを食べさせていいのか疑問の思ったりしながら、自分の勉強不足を痛感しました。

また、閉団式では子供たちがこのキャンプで少し成長したことを聞き、今まで出来なかった事が出来るようになったり、仲間が出来たりといろいろなことを得ることができるキャンプだったのだと知りました。

キャンプに参加した子供たちやリーダーのみんなは、明るくて他人にやさしく、そして強い精神を持っていると思います。

来年、またこのキャンプでみんなと一緒に過ごせたらと思います。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION