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キャンプに参加する子供達の年齢層は幅広く、各年齢層でのキャンプでの指導目標が異なります。幼児から小学校低学年の子供達については、自己血糖測定の手技の完成、自己注射の指導、低血糖の自覚を促し、そのときの対処の方法について指導しております。小学校高学年については、自己血糖測定および自己注射の手技の完成、さらにインスリンの種類、量の調節の勉強や食事の勉強などを通じて血糖コントロールの重要性について指導しております。中学生以上については小学校高学年の指導項目に加えて、糖尿病についての知識・情報を提供し、自己管理を促すような指導をしております。

指導効果については、まず各主治医および保護者にキャンプ中の報告を行い、キャンプで指導したことが実践できているかどうか、その後のキャンプ以外の「もみじの会」主催の集まりなどで把握するようにしています。このような集まりに参加できない子供達は次のキャンプでの状態をみております。これまでのキャンプを通じて、各々子供達の成長の度合いは異なりますが、キャンプでの自己管理などの効果はかなり有用であると思われます。高校生以上になるとポストキャンパーという立場で後輩の指導を行なう子供達が実際に出てきていることがこのキャンプでの指導効果の表れであると考えます。

 

30]徳島小児糖尿病サマーキャンプ

平成11年8月24日〜8月28日 淡路少年の家

 

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