・キャンプ前から技術が適切に行えている患児にとっても、普段の技術を見直したり、意識せずに行っていたことの意味づけが分かったりする機会になっていた。また、年少児や初回参加者に教える立場に立つ患児も多く、何回も参加している患児にとっても成長の機会になっていた。
・同じ病気をもつ仲間づくりの効果も大きいと考えられる。初回参加者は、同年代の同じ病気をもつ友達をもたない者も多い。病気をもった自分の気持ちを話したり、悩みをうち明けることのできる仲間が増える意義は大きいと考えられる。また、何回も参加している患児にとっても、病気をもちながらそれぞれに頑張っている仲間と合うことは意義が大きい。
・キャンプでは、それぞれの年齢経験に合わせた役割があり、どのような年齢、経験回数でもキャンプの効果はあると考える。
・看護スタッフには、近年、養護教諭や薬剤師など看護婦以外の職種の方々も参加している。糖尿病の子ども達が学校生活を送っていく上での正しい理解の啓蒙にも繋がると考えられる。