日本財団 図書館


284-1.gif

 

事業の目的:

特産品はそれぞれの市町村に何品かあるものの、これらを産業にまで発展させるためには地元以外の消費者に向けた出展が不可欠である。広島、大阪、東京といった都市へ、1市町村単位で出展していくことは現実には困難性が高い。特産品には複数市町村で同種のものをつくっているケースが多く、広域的取り組みの中で相互の研鑚にもつながる。これらの課題に応えるべく、活動を行っていく。

 

事業の内容:

産業としての特産品づくりを推進するため、松山市、広島市にアンテナショップを設置し、消費者の購入状況を調査するとともに、希望する生産者の商品について、直接消費者との間で味覚、容量、価格等について聞き取り調査を実施し、生産者への情報提供に努めている。

 

事業の効果:

特産品も対象として、海外貿易を行う島根物産商事株式会社が本年7月設立され、西部地域の特産品も数多く海外へ出展された。

 

組織の課題

人材不足が問題。また、資金面では基本財産の利息収入かつ7,000千円程度の資金では充実が困難である。試作品販売についても、安定的に見込まれない。地域の木製品加工業者、特産品生産者の意向をとりまとめ、それを財団の事業に取り込んでいくシステムづくりが急がれる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION