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4 広域的な連携による誘客活動の現況と課題

 

岩手県の方針があるにしても、黄金王国のような広域的な取り組みが推進されたのは、それぞれの市町村、それぞれの観光施設単独では魅力に乏しく、集客力が弱いことが認識されたからである。

しかし、各市町村・観光協会等は、いずれも積極的な観光客誘致希望をもっているが、エージェントは、商品として効果的な選抜をするため、観光客が通過してしまう市町村があり、不満をもつ市町村を生じてしまう。

また、観光客誘客に積極的な市町村と消極的な市町村では、この事業への取り組み姿勢に差が生じている。これらが、この広域的連携においての根本的な課題である。

これらを克服するため、

○共通料理(1]金箔入食前酒、2]三色餅=海老餅、ずんだ餅、生姜餅、3]黄金かぼちゃ料理・プッチイーニ=南部鳥とキノコ類を炒めてから黄金かぼちゃに入れ、ホワイトソースをかけて焼いた、黄金かぼちゃグラタン)の開発をする。(写真2)

 

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写真2 共通料理

 

○チョッピリプレゼントを工夫する。(宿泊客に対しひとめぼれ300g又は三陸わかめ200g)

○モデルコースを工夫する。例えば、レンタカー・モデルコースとして、次の2つを示す。

 

 

 

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