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3 黄金王国推進委員会の会員と事業

 

今回の実態調査の対象となった黄金王国(圏域人口約38万4千人)は、図1及び2で示しているように、水沢、一関、千厩、大船渡各地方振興局管内全市町村の区域を王国の区域とし、推進委員会がおかれている。

すなわち、水沢市、江刺市、一関市、大船渡市、陸前高田市、胆沢郡(金ケ崎町、胆沢町、衣川村、前沢町)、西磐井郡(平泉町、花泉町)、東磐井郡(千厩町、大東町、東山町、川崎村、室根村、藤沢町)、気仙郡(住田町、三陸町)の19市町村が黄金王国推進委員会の市町村会員となる。

推進委員会には、市町村のほか、表3に示すように各市町村の観光協会等、ホテル等の民間施設が加入している。

 

表3 黄金王国推進委員会構成団体

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会費の積算基準は、市町村については、「定額」(市は15万円、町は10万円、村は5万円)に「岩手県観光連盟市町村負担金割額」(観光連盟負担金に0.4874を乗じた額で最高平泉町の22万5000円から最低1万9000円まで市町村毎に異なる。)を加えた額であり、各市町村観光協会の会費は各市町村負担金の1割、民間企業会費は1口1万円で5口以上とされ、ほかに岩手県の関係4地方振興局から、活性化調整費として、各局それぞれ110万円ずつの補助がされている。

黄金王国推進委員会の事業は、

(1)旅行商品の検討、(2)観光客受入れ態勢の整備、(3)宣伝活動への参加、(4)観光推進策の計画立案等、岩手県南地域の活性化と観光振興の目的達成のため必要な事業の推進とされ、具体的には、宿泊施設研究部会、体験観光研究部会、総務部会で検討される。組織図を示すと、図3のようになる。

 

 

 

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