7. 実技・体験(呉市文化ホール、音響設備)
[マイクロフォン]
1]ダイナミックマイク ; SHURE SM-58-LC(\40,000-)
単一指向性 f特 ; 50〜15,000Hz 150Ω-56dB
φ51x162Lmm 298g 主にヴォーカル用
2]コンデンサーマイク ; SONY C-38B(\130,000-)
単一/無指向性 f特 ; 30〜16,000Hz 250Ω
78x214x46mm 650g 多目的(楽器収録用) ファンタム/006P
3]リボンマイク ; beyer M-500N(廃盤)
単一指向性 f特 ; 40〜18,000Hz 200Ω 入力感度は低い。
[スピーカー]
1]プロセニアム ; ALTEC×3基
2]ステージサイド ; ALTEC×2基
3]ステージフロント ; ALTEC×8基
4]ウォール ; エレクトロボイス×16基
5]ステージ ; ALTEC×2基
6]はね返り-A ; ALTEC 817B×2基(2WAY)
7]はね返り-B ; ALTEC 604-8K×2基(WEDGE)
8]はね返り-C ; RAMSA A-200×2基(STAND)
8. むすび
音響反射板とは、コンサートホールの音響条件に近づけるために設置する舞台機構のこと。
コンサートホール(反射板にした劇場)の残響時間は、一般に高音域よりも低音域の方が長い。
コンサートホールは残響特性が良い。代わりに不必要な音も残りやすいので、舞台・客席内部で発生する雑音を防ぐことや、外部からの雑音の侵入の防止が、まず何より必要である。
波長の長い低音の方が、高音より音速は遅いので、低音域が残りやすい。
そこで、まず低音の調整から始める。低音の調整の後で、中音〜高音の調整する。
いいかげんでなく、良い加減の調整を。
早口の人など音源的に問題がある場合には、例えば、ゆっくり話すようにアドバイスをする。
マイクを吹くような人には、注意をしてもらう。叩くなどの行為には、厳しく注意する。
「かぶり」の効果を上手く利用し、たくさんのマイク(拡声用)は、使わない。
楽器の配置等を工夫するなどして、マイクは補助的に使用したい。
「かぶり」が不都合な場合は、オンマイクにする、或はダイレクトボックスなどを使用する。
残響の多い舞台で電気音響を使用する場合には、FB-SPの使用が必要になってくる。
PB(テープ再生など)、DIでのピックアップ、小音量の音源の拡声などは、必要性が高い。