技術研究会
「公共ホール照明技術者のための入門講座」
(照明技術の展望とトラブル回避及び安全管理 I II)
講師 日本照明家協会中部支部会員 児玉道久氏
同上 前澤正徳氏
《研究内容》
1. 照明技術の基礎知識
・光の特徴と性格
・劇場の照明機構
・照明の安全管理
2. サスペンション吊り込みの実習
3. 照明機材の種類と特徴
・電球開発の歴史
4. ステージ照明設営の実習
5. フロント・シーリングのフォーカシング実習
6. 式典照明デザインの実習
7. 簡単な照明デザインの実習
8. テレスコープを利用したサスペンションのフォーカシングの実習
9. 調光器の現状と将来
・ムーブ調光卓の概要
・オフラインの課題と問題点
10. 調光信号の現状と将来
(講演内容)
講演依頼の内容が照明技術の入門ということだったんですが、会場を見渡しますと、諸先輩と申しますか、私共が仕事に就いた頃にはもう現場に居られた方もお見えになりますので、お話が適当なものか分りませんが、今日明日よろしくお願いいたします。
一番大きな論点としてホール、劇場の照明管理運営の安全性という問題が一点、もう一点は、先程ご紹介を受けましたが、27年照明の仕事をしていますが、この間の技術革新は目覚しいものがございまして、様々な点で技術革新が行なわれています。その辺りが、今後どのような方向に行くのか?というような事をお話させていただきます。
ここに持ってきたノートパソコンですが、ごく普通に使われているノートパソコンですが、実はこの中に調光ソフトが入っています。これは、イギリスに本社があるロスコーというメーカーが出している調光ソフトが入っています。明日になると思いますが、このノートパソコンを使ってこの劇場の照明機構をコントロールしてみようと思っています。