(1) SLB
1]最盛期のSLB
SLBは最盛期には、東欧、西欧、中近東へのバラエティに富む多くのルートが設定されていた。
とりわけ、西欧へのトラックサービスが充実していたことが特徴の一つとしてあげられる。下図の「T/C トラコンス」がそれであるが、ソ連(現在はベラルーシ)とポーランドの国境であるブレストから、西欧各国にトラック輸送が行われ評価も高かった。しかし、旧ソ連のトラック業者であるSOVTRANSVTOが独立採算への移行に伴なって、このルートから撤退したことが、SLBの魅力が乏しいものとなった大きな要因である。