第7章 移動高齢者の移動理由・移動の評価
第1節 移動理由
1. 転入者
移動理由(複数回答)をみると、転入者では「子どもと同居するため」が21.4%、「福祉サービスが充実しているから」が19.5%、「自分の身体が弱ったから」が15.8%、「住み良い家に住むため」が12.6%、「買い物など、生活が便利だから」が14.8%、「医療機関の利用が便利だから」が10.1%、であった。
男女年齢別では、男性は「子どもと同居するため」が17.3%、「自分の身体が弱ったから」と「買い物など生活が便利だから」と「福祉サービスが充実しているから」がともに16.5%、「住み良い家に住むため」が15.8%、「自分の仕事の都合」が12.9%、「医療機関の利用が便利だから」が12.2%、「配偶者と死別または離別したため」と「家の維持管理が困難になったため」がともに10.1%であった。女性の前期高齢者は「福祉サービスが充実しているから」が22.7%、「買い物など、生活が便利だから」が18.8%、「子どもと同居するため」が15.6%、「住み良い家に住むため」が12.5%、「医療機関の利用が便利だから」が10.9%であった。女性の後期高齢者は「子どもと同居するため」が31.7%、「自分の身体が弱ったから」が24.6%、「福祉サービスが充実しているから」が19.8%、「子どもの近くに住むため」と「家の維持管理が困難になったため」がともに10.3%であった。
2. 転出者
転出者では「子どもと同居するため」が19.3%、「自分の身体が弱ったから」が15.7%、「住み良い家に住むため」が23.0%、「買い物など、生活が便利だから」が11.0%、「自然環境を求めて」が18.3%であった。
男女年齢別では、男性は「住み良い家に住むため」が31.4%、「自然環境を求めて」が28.5%、「子どもと同居するため」と「自分の仕事の都合」がともに14.6%、「買い物など、生活が便利だから」が13.9%、「子どもの近くに住むため」と「自分の身体が弱ったから」と「配偶者の身体が弱ったから」がともに11.7%、「住宅を購入したため」が10.2%、であった。