表3-3-1と表3-3-2で移動前後の介護者の存在を比較すると、いずれの者も移動前後でほとんど変化はみられなかった。またそれは属性別にみても同様であった。

表3-3-3に、移動前の介護者の有無別にみた移動後の介護者の存在を示した。属性との関連では、女性、後期高齢者の方が移動前に介護者がいなかった者の中で移動後に介護者がいる者の割合が大きかった。転入者、転出者、区内転居者別に比較すると、対象者全体では転入者、転出者で移動前に介護者がいなかった者の中で移動後に介護者がいる者の割合が大きかった。属性別にみると、転入者、転出者、区内転居者別に差はみられなかった。

　

表3-3-3　介護者(子、親・兄弟、近所の人、友人・知人のいずれか)の移動前後の変化

　

2.　別居している子(子の家族)の中での介護者の存在

　

表3-4-1に、移動前に介護者のいた人数と割合を示した。介護者がいたと答えた者の割合は転入者61%、転出者71%、区内転居者70%であった。属性との関連では、女性、後期高齢者の方が介護者のいた傾向がみられた。

転入者、転出者、区内転居者別に比較すると、対象者全体では転入者の割合が小さかった。

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