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(4) 演題:「三番瀬がなくなると〜浄化、再生の場として〜」

講師:千葉県内湾巻網組合長 大野一敏氏

 

司会 皆様、大変お待たせいたしました。お時間を少し過ぎてしまって申し訳ございません。ただいまから海事講演会〜海と船の環境を考える〜、その4回目といたしまして、本日は三番瀬のことについて、千葉県内湾巻網組合長の大野一敏さんによります講演会を開催いたします。

皆様のお手元のプロフィールにもありますとおり、大野さんは代々漁師の家にお生まれになりまして、小さいころからずっと三番瀬を見続けてきたということで、今日は大野さん自身の貴重な体験も聞けると思います。1時間という短い時間ですけれども、どうぞお楽しみいただきたいと思います。それでは大野さんどうぞ。皆様、どうぞ拍手でお迎えください。

大野 皆さん今日は。さっそくですけれども、これからビデオを見ていただきます。このビデオはトヨタ財団がスポンサーで撮ったものです。製作にあたって私も相談を受けたり、協力しました。そういうことで今日使わせていただきます。

このビデオは、三番瀬が東京湾のどの位置にあるか。三番瀬がどういう状態にいま置かれているか。そしてわが国の干潟に対する考え方、要するに市民の関心度に比べて、太平洋を挟んだカリフォルニア州のサンフランシスコ湾ではどうなのか。その時間的経緯などもよくご覧になっていただきたい。

特に注目すべきは、シルビアさんという女性の方が出てまいります。その方がサンフランシスコ湾の埋め立て反対運動をやったのですが、その結果、法律がつくられます。そのときのキャンペーンがベイオアリバーというもので、その1コマ、何分の1秒かですが彼らがつくったポスターなどが出てきます。そのへんを特に気をつけてご覧になっていただきたいと思います。それではビデオお願いします。

 

(三番瀬、サンフランシスコ湾関連ビデオ上映)

 

ありがとうございました。いかがでしたか。これで三番瀬の位置と役割、アメリカでやっていたこと、わが国でやっていたことはどういうことなのかという概要がおわかりになったかと思います。

 

 

 

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