今日では男女カップルの13.5%は自由結婚の形態をとっている3)。
カップルの形態を5年前と比較すると、非婚カップル数が40万組増加したのに対して、結婚カップル数の方は20万組減少している。現在では同じ住居で生活する男女カップル(1,480万組)のうち、6組に1組は法的には結婚していないカップル(240万組)である(1998年)。特に若い世代では自由結婚カップルの割合が高くなっており、同居生活を始める時に結婚という法的手続きをするカップルは9組に1組に過ぎない。
自由結婚は子どもを産むまでの婚約期間のようなものとも考えられたが、現在では男女カップルの一つの生活形態として定着している。子どもができてから結婚に踏み切る非婚カップルもあるが、現在の親は子どもが非嫡子であることへのこだわりはなくなったといえる。