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表17 台北市高雄市の高齢者の居住形態-性別・年齢別・健康状況別(1996年)

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注:ADLは入浴、着替え、食事、寝起き、立ち、座り、室内動く、トイレヘ行く等の項目をさす。IADLは日常用品の購買、金銭管理・支払い、一人で交通機関を利用、200〜300メートルを歩く、うちの周辺で重い仕事をする(溝、窓の掃除)、床の掃除・茶碗洗い・ごみ捨て等軽いことをする、電話をかける等の項目をさす。

1.困難はない:以上の項目をするのは困難はないこと。

2.やや困難:以上の項目のなか1つ以上は困難。

3.とても困難:以上の項目のなか1つ以上やや困難あるいは全然できないこと。

資料:台湾家庭計画研究所「1996年台湾地域中高年者保健と生涯計画に関する調査」

 

在宅の要介護老人の世話をする者については、「高齢者の家庭介護者調査」(1998年、呉淑瓊)の結果によると、配偶者が3分の1、嫁と子供(娘・息子)が3分の1、その他3分の1となっているが、介護者(介護する者)の70%は女性であり、介護者の25%は65歳以上の高齢者であり、介護者の大多数は要介護老人と同居している。そして、介護者の3分の1は常勤の仕事を、10%はパートの仕事を持っている。

また、介護している期間については、約半数が5年以上であり、10年以上というのも4分の1程度ある。そのため介護者の約24%は仕事を止めており、仕事を調整した者も約18%いる。

 

 

 

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