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表7 台北盆地の地域別人口と老年人口割合の推移

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資料:内政部

 

台北市と台北県の可住地域の人口は、1995年約575万に達し、1平方キロ当り2万人を超す高密度となっており、これ以上の居住人口が増加する余地は小さいとみなされている。したがって、今後は台北県を含めて台北盆地全域の高齢化が予測される。

台北市の将来人口推計によれば、年少人口は数、割合ともに減少し、老年人口は数、割合とも急増し、2000年時点で、年少人口は老年人口の約2倍であるが、2015年頃にはほぼ同数、同率となり、2025年頃には老年人口が年少人口の2倍にもなることが予測されている。今から僅か20年の後には市民の5人に1人が高齢者ということになる。しかも、最近の台湾全体の出生率の低下状況からみると、高齢化は推計より速いスピードで進行すると推測される。

 

 

 

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