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2. 台北市の人口高齢化

台湾の都市のサイズは、アジア諸国に見られるような巨大な都市はなく、人口100万以上の大都市は直轄市でもある台北市263万、高雄市143万のみである。高雄市の人口は未だ若い(高齢化率5.1%1995年)のでここでは主に台北市について記述する。

台北市の人口は、1990年の272万をピークに近年減少しており、台北市に隣接する台北県等の人口は増大している。しかし、台北県の人口も最近はほぼ飽和状態を見ている。台北市人口の出生率、死亡率の推移は、台湾全体の状況と酷似しているが、そのレベルは台湾全体より約5%程低い。また台北市の経済生活圏に含まれる台北県の人口動態も台北市と同様の経過を辿っており、1980年代までは出生と死亡のレベルは台北市より2.5%程高かったが、1990年代には差は小さくなっている。

 

図4 台北市の人口ピラミッド

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図5 台北市人口の推移

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台北市の人口は、1980年代までは社会増があり、高齢化率もそれほどではなかった。しかし90年代に入り、人口の社会減が見られるようになり、それとともに高齢化は上昇しはじめている。1990年の高齢化率は6.4%であったが、1995年には8.4%と進行した。

 

 

 

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