第2部 台湾・台北の高齢化社会事情
I 台湾・台北の人口高齢化
1. 台湾の人口発展の概要
台湾の人口は、1945年約600万であったが、19年後の1964年には約1,225万と倍増し、1995年現在は2,130万となっている。そして今後も緩やかな増加を続け、25年後の2020年頃には2,500万の人口となると予測されている。
また、その年齢構成を見ると、台湾人口の死亡率は1960年代5台に低下し、出生率も1980年代に入ると急減し、1980年代半ばには人口転換(少産少死)を実現している。それ以降は年少人口割合が減少し、生産年齢人口と老年人口の割合が高くなり、とりわけ老年人口割合の増加が著しくなっている。