中でも、愛知県東郷町は、開催の1週間前までは、参加者が40名程度であったのに、当日は160名を超え会場は立ち見が出たほど。特にこの地域は市民団体が少なく期待が持たれているため、午後は各地の在宅福祉サービス団体から代表者を招き事業紹介を会場からの質問を受ける形で進行した。地元市民団体『さわやかさん』の協力もあり、充実度120%の感触を得て閉会。今、地域で何が必要とされ、何を求めているのか。「地域の生活者」としての声が聞こえた研修会であった。残り3か月。まだまだ開催していない地域があるのでぜひ、この熱い思いを共有しましょう。(木原)
長野市 仙台市 名古屋市で地域協同の働きかけ
地域協同推進プロジェクト
【12月10日】
長野市での1日研修会(2月24日開催)は、地元関係団体と当財団による実行委員会形式で準備を進めることとなり、その第1回委員会が当日開催された。顔触れは、長野市、市社会福祉協議会、県JA、県生協連、県青年会議所、そしてさわやか福祉財団。この実行委員会を核に、研修の後も助け合い支え合いのネットが長野に広がることを期待。(丹)
【12月20日】
仙台市で、『せんだんの杜』、社協、農協、その他関係先を回り、地域協同について現況を聞かせていただく。特色ある活動を進めるのが98年発足の「3ネット」(さんねっと)。これは『みやぎ在宅福祉ネットワーク』『食事サービスネットワークみやぎ』『みやぎ宅老連絡会』という3種のネットワークが連携したもの。事務局は『せんだんの杜」が担当し、県内の在宅福祉サービス団体の「協働」活動を推進する。こうした草の根のネットワークに社協、農協、生協他、地域の助け合い組織が幅広くつながれば住民にとってさらにすばらしい役割を果たせることになる。地域連携の面からも大きな期待を感じた。ご案内いただいた『ふれあいの家・さざんか』の庄子代表には、介護保険を目前にした当地の一般状況についてもいろいろ教えていただき、参考になることが多かった。(丹)