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また、資金的に苦しいがために、設立から現在まで、まったく無償で月曜日から金曜日までフルタイムで働いてきた事務局スタッフに、せめて世間並みのパート代ぐらいは支払えるようにしたいと、長福さんは言う。

「私たちは言い出しっぺだから、無償でもまだ、やってこられた。でもこのままでは後に続く人たちが育たない。事業の継続性からいっても、これは何としても解決しなければならない大きな課題ですね」

さらに、もうひとつの大きな夢は、グループホームの設立。既にこれは、理事長である奈良教育大学名誉教授の中川喜代子さんを中心にして、計画段階に入っているとのこと。

「『FA』の助け合い活動付きのグルーブホームにしたいなと。で、このグループホームを地域の福祉拠点として、デイケアや、今申し上げたようなさまざまな活動を展開していけたらいいなと。とにかく、夢いっぱい、やりたいこともいっぱいなんですよ

これまでも計画性と実行力を兼ね備えて、ひとつひとつ目の前の課題をクリアしてきた同団体のこと。恐らく、これらの「夢」も必ずや実現し、ふれあい社会をこの南大阪の地に花開かせてくれることを期待したい。

 

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高齢者、身障者にすてきなファッションを!「ビタミンファッション」(98年10月)。

 

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昨年実施したバザー風景。売り上げは20万円強、ご協力ありがとうございました!

 

1994年6月 さわやか福祉財団堀田理事長のTV出演で紹介された設立マニュアルを取り寄せる。

9月 設立マニュアルを中心に勉強会をはじめる。

12月 団体設立を決意(発起人9名)。

1995年1月 阪神大震災の日に事務所開き。

5月 『ふれあい あべの』設立。

1998年12月 NPO法人申請の準備をはじめる。

1999月6月 NPO法人申請。

1999年10月 大阪府よりNPO法人の認証を受ける。同日登記終了。NPO法人『エフ・エー』としてスタート

 

 

 

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