「川路さんち」のトイレは、もちろんバリアフリーで手すり付き。
一〇月五日のシンポジウム会場で市民に配られた資料に沿ってテンミリオンハウス事業とはどんな試みか補足しよう。それは「地域福祉の推進に向けた五つの挑戦」である。すなわち、
1]柔軟・軽快なサービスの提供=小規模で普通の「家」のように柔軟・軽快に市内全域につくり、お役所的・一律でないケアや市民ニーズに応じた柔軟なサービスを提供する。
2]民間の力の活用=市民が提供する土地、建物、ボランティアのマンパワー、アイデア、企画力など民間の資源と市民の潜在活力の発揮を促す。
3]介護保険の限界を乗り越える=要介護認定から漏れた高齢者や介護保険がカバーしないサービスをする。
4]利用者も役割を持って参加できる=お年寄りたちも福祉の単なる受け手ではなく、その知識や経験を生かして事業に参加できるようにし、個人の尊厳と自立を尊重する。
5]サラリーマンの地域参加の場をつくる=「会社人間といわれたお父さんにも地域にかかわるきっかけづくり」をもたらす。また「地域に雇用創出の効果」も発揮する。