次は何を点訳するかということだが、迷わず、堀田理事長の著書の中から『悔いなく生きよう』を選ぶ(本人の了解なしに…ゴメンナサイ)。
これなら土日曜、夜などちょっとの暇を見つけてやればいいので、時間の制約のある人に最適のボランティアだと思う(さらによいことに、これは試験もなく、暗記する必要もない)。
一冊の本を点訳するのにちょうど6か月かかったが、結構楽しくやれた。これなら、今後も続けていけそうだし、うまくいけば定年後も…。そして、「濡れ落ち葉」から逃げられるカモ…と、期待に胸ふくらむ今日このごろである。
土井さんの生き方、悔いの残りようがないですね。
体験学習の中から教えられること
金子芙美子さん 山形県
長井市立長井南中学校の全生徒約720名が、7月16日、いっせいにボランティア体験学習をしました。当『まごころサービス長井』では、1年4組36名の生徒、先生2名による在宅老人に対する給食弁当作り、弁当の配送と老人との会食、残りの生徒は給食室の清掃、勤労センターでの厨房を借りている関係上、勤労センターの庭園の草むしり等…と、36名の生徒それぞれ分かれて約3時間のボランティア体験を深めました。
老人と生徒との交流の中から、弁当を一緒に食べた生徒たちは一人暮らし老人の寂しさや病気になった時の苦しみ、つらさを、また、身障者の方との交流では弱い方々への思いやり、励まし、また元気老人との語らいでは昔の思い出話等々常には思いもしなかったことがたくさん出てきて見聞を広め、人への思いやり、人間の尊厳を改めて感じた体験をし、最後に会長横山ツネヨさんから、ボランティア活動の意義を教わり閉会しました。
きっと、一日で、一年分以上学んだことでしょう。