企画責任者である吉田さんは、当日の説明の冒頭に、子供たちはもとよりお母さん方、指導者の方にも「今日はボランティアに来てくれてありがとう」と伝えている。そしてお母さん方には写真撮影やBGMのカセットテープの交換係を、指導者の人にはゲームの時に必ず笛を吹いてもらうようにするなど、できるだけ参加してもらうように心がけている。
「ボランティアは決してむずかしいことではなく、ただ喜んでもらえればいい」ということを伝えたいというのが自身ボランティアでこの活動を進めている吉田さんの願いでもある。
「サッカーさわやか広場」は、参加したそれぞれの人がそれぞれの立場で新しい発見、感動をし、心に温かいプレゼントを得る場といえるだろう。
九七年秋にスタートしてから丸二年。ようやく種まきの形はできた。しかし問題が一つ。全国にこの活動を広げていくためには、とにかく手数が足りない。Jリーグチームがない地域でも地域企業や団体など核になってくれるところを工夫しながら進めてみるのも楽しい。「昔、サッカーをやっていた」という人、あるいは「心に思いはある」という人等々、ぜひお住まいの地域で、職場近くで、サッカーさわやか広場をやってみたいという方はいませんか? きっと充実感あふれたひとときになること、請け合います!
(問い合わせは社会参加システム推進グループ・吉田まで)