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ひとりごと No.50

堀田力

 

報酬を得て働くプロとしてのホームヘルパーは、掃除にせよ洗濯にせよ買物にせよ、素人があっと驚くような手際のよさ、仕上げのみごとさを発揮し、依頼者に技術面での満足感を与えなければならない。そのためには、結構、訓練も知恵も体力も要る。

これに対し、ボランティアとしてホームヘルプ活動をする人は、腕前は、そこそこ依頼者と同程度でよい。それより、その活動を通じて、依頼者がそのボランティアを家族と感じるような、心の満足感や安心感を与えることが大切である。

 

 

 

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