(図1)都道府県別在宅介護力指数(住友生命総合研究所。各都道府県の市区町村の在宅介護力指数調査を単純平均したもの。)
在宅介護力指数の全国トップ(図3)は、鹿児島県桜島町(七七・九六)で、この町では要介護高齢者一人当たり年間ホームヘルプサービス五八日、デイサービス一七〇日、ショートステイ二〇日が利用可能になる(要介護高齢者の発生率は九五年厚生白書の一二%を使用)。この数字は平均値であるから、重度から軽度までの要介護者を考え合わせると必要な在宅介護サービスは量的に充足しているといえる。これに対し在宅介護力指数が三〇台以下の自治体は在宅介護サービスの利用状況が極めて少ない状況になっている。