それを聞いて腹が立ったことは、ヘルパーは全国的に安い賃金で、腰を痛め、あまりきれいでない仕事を一生懸命にやって笑顔で仕事をしています。私もそうですが、勉強も自分でして介護福祉士の資格を取り、ケアマネージャーの資格を取り、日々がんばっているのに県の部長、しかも県の社協の部長の口からそんなことが発言されるのを悲しく思います。
国では17万人のヘルパーを目標とし、福祉の花形のようにいわれていますが、事業所は収益のため常勤のヘルパーはリストラなり賃金カットなりしてパートで賄おうとしています。数だけ合わせればヘルパーの待遇は関係ないのでしょうか。末端の町村では、今こんな関係があり、ヘルパー自身も仕事に没頭できない状況で仕事をしております。ヘルパーの仕事は精神的にも肉体的にも大変です。
国で17万人のヘルパーを、とおっしゃるならば、そして2000年度より介護保険の内容を充実したものにするならば、ヘルパーが安心して働ける基礎づくりをやってもらいたいものです。リストラ、賃金カットが頭から離れないようでは質の高い介護は期待できませんし、そして何よりも介護保険の成功はあり得ないのではないかと思います。
ぜひ堀田理事長さんに聞いていただきたく、ペンを取りました。
社協も改革の大波を受けますが、結局残るのは「心」のある組織ではないでしようか。