五〇歳を過ぎても新しいことで世に出て行けると証明したい
「この年になって…」「今さらそんなことは…」云々。
人は年を重ねるごとに、こんな言葉を口にしがちだ。
だが、そんな"分別"という名の鎧(よろい)を決して身に付けようとしない熱血熟年もいる。
50歳を過ぎてなお、夢を追いかけ、わが道を探り続けるピカ後藤さん。
失敗と挫折をくり返しながらも、今また、『顔面紙芝居』という独自のパフォーマンス(大道芸)を新たに引っさげ、世間に明るい笑いの渦を巻き起こそうとする彼の辞書には、"あきらめ"の文字はない。
取材・文/城石眞紀子