*上位のものは正(+)、下位のものは負(−)に帯電し、順位の差の大きいほど帯電の程度が大きい。
5.3 静電気による災害の防止策
5.3.1 帯電に対する留意事項
1] 化繊布の被服は、摩擦により、容易に3,000〜10,000Vの電圧に達する。従って、タンカー、危険物貯蔵所での作業、スプレー塗装作業、金属の粉じん(特にアルミニュウム)が飛散する場所での作業等では、静電防止処理を施した作業衣を着用すること。
ここで注意すべきことは、防縮加工を施した木綿製の作業衣が帯電し易いことに留意すること。
2] スプレー塗装においては、スプレーガン直前では塗料が帯電し易いので、スプレーガンを必ず接地しておくこと。(特に被塗装物が大地から絶縁されている状態では、電荷の蓄積により、爆発に移行し易い。)