10] 足場板上に焼けた鉄片を落としたり、ガス切断の炎を当てたりして焼かないこと。
11] 足場板や仮手すりの欠落等の不良箇所を発見したときは、危険表示をし速やかに上司又は足場作業主任者に連絡し、改善してもらうこと。
12] ローリングタワー(パイプ枠組み足場)を使用する場合は、人が乗ったまま絶対に移動させないこと。また、移動させる場合は周囲の安全を確認し、倒れないように十分注意しながら移動すること。
なお、移動中以外は車輪のストッパを確実に締めること。
3.4 クレーン玉掛作業
クレーン玉掛作業による災害は、第三者を巻き込む重大災害につながる危険性が非常に高い。玉掛作業者は次の事項を確実に守り、災害防止に努めなくてはならない。
3.4.1 一般
1] 巻上能力1トン以上のクレーン玉掛作業は、玉掛技能講習修了者及びクレーン運転免許者の中から特に指名された者(以下玉掛指名者という。)が行うこと。なお、玉掛指名者が複数の場合は作業指揮者を決めること。
2] 指名されていない者が玉掛補助を行うときは、玉掛指名者の直接指揮により作業をすること。この場合玉掛指名者は作業の意図を共同作業者全員に周知徹底させること。
3] 玉掛指名者は定められた標識を付した安全帽を着用し、作業に必要な呼子笛、手旗等を携帯すること。なお、屋外での玉掛合図は手旗を使用すること。
4] クレーンの定格荷重を超えた品物は吊らないこと。