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生活習慣病や身体機能の低下は、若いときからの運動する習慣や適切な食生活、ストレスをコントロールすることにより、かなり予防できることが医学的にも明らかになっている。また、ほとんど毎日運動を行っている人と、そうでない人の体力の開きは大きく、年齢換算では約10歳程度の開きがみられる。若いときから継続的に運動を行うことが大切である。

 

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図2.9.2 産業別、年齢別年千人率

(休業4日以上、平成8年度)

 

2.9.2 歯の健康

80歳になっても自分の歯が20本は残るようにしようという運動として「8020(ハチマルニマル)運動」がある。歯の健康の基本は、なんと言ってもブラッシングである。毎食後、食後3分以内に3分間を目安に正しい磨き方で歯磨きをすることが大切である。

 

2.9.3 特殊健康診断

粉じん、化学物質あるいは騒音等に作業者がさらされる有害要因による健康への影響を調べるために実施する。これは、一般の健康診断と違って作業者がさらされる有害要因によって健康診断の内容が違ってくるので、最も大切なことは自分が取り扱っている有害物質あるいは有害要因が何であるかを知ることが必要である。

 

2.9.4 照明・採光

作業環境における照明の確保は、眼の疲労を防ぎ、能率よく、安全に快適に作業をするために大変重要である。良い照明条件としては、十分な明るさ、明るさにムラがない、まぶしさがない、適当な影があることなどが必要である。照明器具の汚れにも注意を払い、点検、清掃を行うこと。

 

 

 

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