(i) 不燃性材料を用いたものであること。
(ii) 不燃性材料で防熱が施されたものであること。
(iii) 30分の標準火災試験が終わるまで炎の通過を阻止することができるものであること。
(c) C級仕切りとは、不燃性材料を用いた仕切りをいう。
(2) 不燃性材料
摂氏750度に熱せられた時に燃えず、かつ自己発火に十分な量の引火性蒸気を発生しない材料をいう。
次の材料は不燃性材料として取扱われている。
1] 板ガラス、ガラスロック、粘土、セラミックス、及びガラス繊維
2] 金属(マグネシウム及びマグネシウム合金を除く。)
3] 砂、砂利、膨張蛭石、スラグ(膨張又は気泡スラグ)、珪藻土、パーライト、又は軽石を骨材としたポルトランドセメント、石膏及びマグネサイトコンクリート
4] 潤滑剤の含有率が2.5%以下であるニードルパンチされたガラス繊維品
(3) 標準火災試験
隔壁又は甲板の標本であって、2.44メートルの高さ及び4.65平方メートル以上の面積の火にさらされる表面を有し、当該隔壁又は甲板の構造にできる限り類似し、かつ、必要に応じ少なくとも1の継手を有するものを次に掲げる一連の時間・温度関係をおおむね保つように試験炉で行う試験をいう。