3.6.2 観測者の要求により、下記の情報が、すべての追尾されている物標について、文字及び数字によりARPAから直ちに提供されなければならない。
1. 物標までの現在距離
2. 物標の現在方位
3. 最接近距離(CPA)における物標までの予測距離
4. CPAに至るまでの予測時間(TCPA)
5. 物標の計算された真針路
6. 物標の計算された真速力
3.6.3 3.6.2.5.及び同6.の情報の表示は、提供された情報が対水又は対地の安定のうち、どちらに関連するものか方式の識別を含めなければならない。
3.6.4 いくつかの物標の情報が表示される場合、3.6.2で示された2以上の項目が、選択されたおのおのの物標について同時に表示されなければならない。おのおのの物標について情報の項目が対で表示される場合、組合せは、3.6.3.1.と同2、3.6.2.3.と同4、及び3.6.2.5と同6.としなければならない。
3.7 試航操船
3.7.1 ARPAは、物標の追尾及び実際の物標の文字数字式の情報表示について更新を中断することなく、操船する前に時間遅れを付けたり付けなかったりして、自船の操船によるすべての追尾物標に対する影響を模擬表示できなければならない。この模擬表示は該当するシンボル*で表示面上に示されなければならない。
3.7.2 操作手引書は、もしあるならば自船の操縦特性の模擬を含め、採られる試航操船技術の基礎となっている原則の説明を含めなければならない。
3.7.3 いかなるときでも、試航操船の解消ができなければならない。
3.8 確度
3.8.1 ARPAは付録2に定義する4種類のシナリオについて3.8.2及び3.8.3に示す確度を下回るものであってはならない。付録3に規定するセンサー誤差のもとで、これらのシナリオの値は±10度の横揺れの環境条件において、最良なものとして得られる手動プロットの性能に関するものである。
3.8.2 ARPAは、1の物標の相対運動の傾向を安定して追尾した後、1分以内に、下記の確度値(95%確率値)で物標の相対運動傾向を示さなければならない。