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5・6・3 コード (符号)(CODE)

日常、われわれは0から9までの10個の数字を使って数を表している。例えば539であれば5は5×100、3は3×10、9は9×1、を表していることを暗黙のうちに了解している。このような数の表現方法を10進法といい、10進法で表現された数を10進数という。

 

表5・5 10進法と2進法の対照表

125-1.gif

 

ところがデジタルの分野では電気的に扱いやすい0と1の2個の符号のみを使用して数を表すことにする。この方法で表現することを2進法(BINARY)、この方法で表現された数を2進法(BINARY CODE)という。

2進法を00、01、10、11のように2けたで表すとき……2BIT (ビット)構成

〃000,001,010,111 のように3けたで〃……3BIT 構成

と呼ぶことにする。

表5・5 から分かるように、nけたの2進数では2n個の数値を表すことができる。

10進法の各けたを独立に2進数で表したものを2進化10進法(BCD: Binary Code Decimal)という。これに対して、2進法を純2進法ということもある。10進数の85の数を2進法とBCDで表したのが表5・6 である。10進数を2進法を使って表現する方法は、BCDの他にも3アマリ・コード、3アマリ・グレイ・コード等の方法があるがここでは省略する。

 

 

 

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