3・10・2 回転同期検定器
図3・17において、Fは固定コイルで、M1、M2コイルは互いに直角に結合され軸に取付けられて指針が装備されている。
そして、M1コイルには抵抗Rを、M2コイルにはインダクタンスLがそれぞれ直列に接続されている。この回路は並行運転しようとするB機にその端子S'、T'で接続されている。そして、成層鉄心に巻かれた固定コイルにはその端子S、TがA機、即ち、検定用母線に接続されている。この基本原理は固定コイルFの電源による交番磁界と可動コイルM1(抵抗Rが接続されている。)とM2(インダクタンスの大きいLが接続されている。)が作る回転する磁界との相互作用によって動作するようになっている。