2・11・5 警報装置
船内における警報装置は、使用範囲が非常に広いが、ここでは一般的な警報装置について述べる。
(1) 一般警報装置
船内一般警報装置は船の種類により人命安全条約で要求されているが、これはゼネラルアラームと呼ばれている。その構成は船によって大いに違うが、一例を挙げれば、次のようになっている。
スイッチ(発信用)…普通は操舵室に装備
ベル…各甲板通路に適当数、なるべく系統は甲板ごとに分ける。
モータサイレン又は電子ホーン…機関室など騒音が高い場所に適当数。
ヒューズ箱(スイッチなし)…隔壁甲板上の適当な場所に装備。
この系統の電源は、普通、蓄電池によるDC24Vであり、非常電源を原則とする。