(2) 構造
形式としては防滴保護、自己通風形が普通で、特に大容量機では空気冷却器付きの内冷形とすることがある。軸受支持構造にはブラケット形、ペデスタル形の2方式があり、原動機との結合関係によって、片持軸受方式、両軸受方式のいずれかが採用される。軸受には軸受メタルを使用するすべり軸受か、ころがり軸受の何れかが使用される。すべり軸受の場合、その潤滑油には、自己給油方式と強制給油方式の2方式があるが、後者の場合、原動機から潤滑油をもらう方法が多用されている。原動機と反対の側のすべり軸受の支持台は軸電流を防止するため、絶縁ライナ、絶縁ボルト、絶縁座金及び絶縁ピンなどにより据付ける構造とし、強制給油の場合には油管もフランジ部分で絶縁される直流発電機で最も重要な部分は整流子であり、これの不良は整流不良あるいはフラッシオーバー等の大事故の原因となるため、整流子まわりにはとくに保守点検が容易にできるような構造上及び配置上の留意が望ましい。