(c) コンデンサ始動形単相誘導電動機
図2.51 コンデンサ始動形単相誘導電動機の接続図
分相始動形の補助巻線(F2)にコンデンサを接続して90゜進んだ相にしたもので始動回転力大である。また、始動後にも補助巻線(F2)を回路より切離さずコンデンサの全部又は一部を力率改善用に使用する。 (d) 隈取コイル形単相誘導電動機
分相始動形の補助巻線(F2)にコンデンサを接続して90゜進んだ相にしたもので始動回転力大である。また、始動後にも補助巻線(F2)を回路より切離さずコンデンサの全部又は一部を力率改善用に使用する。
(d) 隈取コイル形単相誘導電動機
図2.52 隈取コイル形単相誘導電動機の接続図
固定子は直流機のように突出極で隈取コイルによって不平衡な回転磁場を生じて始動する。始動回転力が極めて小さいので扇風機等の小容量のもののみに応用される。 (e) 反発始動形単相誘導電動機
固定子は直流機のように突出極で隈取コイルによって不平衡な回転磁場を生じて始動する。始動回転力が極めて小さいので扇風機等の小容量のもののみに応用される。
(e) 反発始動形単相誘導電動機
図2.53 反発始動形単相誘導電動機の接続図
固定子に単相巻線を施し、回転子は全く直流電機子と同じ巻線で整流子を設け、かつ、刷子を太い導線で短絡したものである。 反発電動機として始動し、同期速度の約3/4の速度にすれば遠心力を利用して、整流子片を短絡し、同時に刷子を整流子より引離すようにする。そうすれば、巻線形単相誘導電動機として動作する。刷子軸をX軸に対して反対にすれば回転方向が反対となる。始動トルクが大で200W〜400Wの小形電動機に適する。
固定子に単相巻線を施し、回転子は全く直流電機子と同じ巻線で整流子を設け、かつ、刷子を太い導線で短絡したものである。
反発電動機として始動し、同期速度の約3/4の速度にすれば遠心力を利用して、整流子片を短絡し、同時に刷子を整流子より引離すようにする。そうすれば、巻線形単相誘導電動機として動作する。刷子軸をX軸に対して反対にすれば回転方向が反対となる。始動トルクが大で200W〜400Wの小形電動機に適する。
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