図7・6(a)において、この発電機では磁極N、Sが回転し、コイルが固定側にあるが、これが普通の交流発電機の形式である。
今、1]コイルに誘導される起電力を基準として、e1とすれば、
e1=Emsinωt〔V〕……(7・8)となる。
2]コイルは1]コイルよりも常にα〔rad〕だけ早く磁束に切られ、また、3]コイルは1]コイルよりも常にβ〔rad〕だけおそく切られるから、2]の誘導起電力e2及び3]の誘導起電力e3とすれば、それぞれ次のようになる。
e2=Emsin(ωt+α)〔V〕……(7・9)
e3=Emsin(ωt-β)〔V〕……(7・10)