(c) 光伝送損失の許容範囲
測定した光伝送損失Lは、次の損失の合計値以内でなければならない。ただし、単位長当りの光伝送損失はメーカーの仕様書に記載の値、各端末処理部の損失については平均光損失の2倍とする。
L≦(光ファイバケーブルの単位長当りの伝送損失×長さ)
+(各端末処理及び接続部の光損失の合計)
(d) 光コネクタ着脱試験
光コネクタ接続部の確認のため、(b)あるいは(2)(b)の測定を行うときに、光コネクタの着脱試験を行う。
光コネクタの着脱を3回繰り返し、その都度光伝送損失を測定し、測定した光伝送損失Lは、(c)の規定値以内でなければならない。
なお、メーカーの工場で端末処理、接続を行った光ファイバケーブルについては、船内でのこの試験は省略できる。
(2) 簡易光伝送損失測定試験
ある程度の測定誤差を許容した測定方法を以下に示す。この測定方法は、光通信装置側の光源を使用することにより、実際の光伝送状態に近い形で光伝送路の損失が測定できる。
(a) 使用測定器
1] 光パワーメータ
2] 測定器用光ファイバコード
これらの測定器は布設した光ファイバケーブルの特性に合致したものを使用すること。
(b) 測定方法は、図12.3に示す。
(c) 光伝送損失については、(1)(c)に同じ。
(d) 光コネクタ着脱試験については、(1)(d)に同じ。