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(4) 避雷針

非導電材製のマストのマストトップには避雷針を装備することを要求し、避雷導体のサイズや抵抗値についても規定している。

 

10.3.3 接地の方法

 

接地を効果的にさせるためFRP船では、図10.9のように特別の接地銅板と接地線を設ける。無線機器用と一般用とは、分離して設置したほうがよい。

 

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図10.9

 

(1) 災害防止策としての設置

人体に対する危険防止のため金属、機器及びケーブルの接地、並びに避雷のための接地銅板と接地線の布設は次のように行う。

(a) 接地銅板

接地銅板は水線下に設ける。大きさは0.2m2以上(例えば定尺銅板(1200mm×365mm)の1/2以上)とし、厚さは0.5mm以上とする。

(b) 主接地線

1] 主接地線には、すずめっき軟銅線又は平角銅線を使用し、その大きさは断面積50mm2以上であることが望ましい。

2] 主に、船体の上下方向になるべく直線的に布設し、下端は接地銅板に接続する。

3] 甲板や隔壁を貫通する場合には、貫通ボルト(同一断面積以上のもの)を取付け、銅管端子又は圧着端子を使用してこれに接続する。

(c) 支接地線

1] 支接地線にはすずめっき軟銅線又は平角銅線を使用し、その大きさは主接地線の約1/2の断面積とする。

 

 

 

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