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【通信文のモデル】

 

=通信文作成の際に、次の3項目のモデルを参考にして下さい。=

 

5. 発病時の状況(主な訴え)

6. 現在の症状、処置内容など

7. 既往症

 

◆内科系統の症例

 

例=自然気胸

5=1997年8月18日朝、仕事に就いたところ一時的に呼吸困難となり、その後息を大きく吸い込むと胸痛があり、息苦しくなる。呼吸時の違和感が続いている。

6=ベットに寝ていると苦しいのでソファに座っていると少し楽です。入港時までに取るべき処置を教えて欲しい。

1]脈拍90/分 2]呼吸25/分 3]体温35.6° 4]血圧112/80 5]意識の状態〜

7=既往症なし。

 

例=呼吸器感染症(肺炎・肺結核)

5=1ケ月前より咳、咽頭痛あり、一度治ったが2週間前より咳、痰が多く、呼吸が苦しくなってきた。黄色い痰で38℃の発熱もあり、アクロマイシンを服用させはじめた。

6=このまま様子をみてよいか。上陸して入院した方がよいか知らせて欲しい。

1]脈拍80/分 2]呼吸30/分 3]体温38.0° 4]血圧136/88 5]意識正常

7=既往症なし。

 

例=腹痛(虫垂炎)

5=H9年4月11日13時頃より右下腹部痛出現、吐き気もあり、虫垂炎を疑い安静にし、抗生剤を投与した。4月12日、13日に右下腹部痛強くなってきた。右下腹部を押すと痛みは強くなる。

6=急性虫垂炎を疑い手持ちのアクロマイシン続けているが、今後の処置を指導下さい。

1]脈拍74/分 2]呼吸20/分 3]体温36.5° 4]血圧120/75 5]意識状態清明

7=既往症なし。

 

 

 

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