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V. 捻挫とは:

関節外傷の一種。関節に正常の運動範囲を越える外力が及んだ時、関節周囲の靱帯や関節包が引き延ばされたり切れたりした状態である。捻挫の程度は3段階に分類される。

1]軽症:靱帯がわずかに伸ばされた状態。比較的限られた部位に軽い腫脹・疼痛が見られる。

2]中等症:靱帯が部分的に切れた状態。広範な腫脹・疼痛・皮下出血、ときに関節血腫がある。関節の不安定性はない。

3]重症:靱帯が完全に切れた状態。著明な腫脹・疼痛等の他、特徴的なことは関節の不安定性である。

 

固定・安静の目安:軽症:安静3〜7日

中等症:安静3週間 リハビリ2〜3週間

重症:しばしば手術が行われる。

保存療法(手術をしない場合)としては

固定・安静6〜8週間 リハビリ3〜6週間

 

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