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第5回こどもの日全国少年野球教室

開催リポート

毎年恒例の「こどもの日全国少年野球教室」が今年も47都道府県48会場で開催されました。

北海道・東北の一部が雨のため屋内開催となったものの、約1万2,000人のこどもがたちとこれまでで最高の261人のOB会員が参加。日本全国でこどもたちの元気な掛け声が飛び交う楽しい教室となりました。

 

開 催 日 1999年5月5日(水・祝)

場  所 47都道府県48会場

主  催 社団法人全国野球振興会(日本プロ野球OBクラブ)

後  援 文部省

特別協賛 日本財団(東日本25会場)

協  賛 萬成グループ(西日本23会場)

 UCC上島珈琲株式会社(西日本23会場)

 株式会社小林洋行(西日本23会場)

 AIU保険会社(西日本23会場)

 株式会社タカラ(西日本23会場)

協  力 社団法人日本野球機構、他

参加人数 11,676人

派遣講師 262人

 

■「ほら、リラックス!!」

前日の雨が嘘のように広く澄み渡った青空に威勢のいいゲキが飛んだ。

「今いいとこ見せたってプロ野球選手になれるとは限らないんだから、基本を大切に楽に! 楽に!」

憧れのプロ野球のユニフォームがズラリと並んだ東京・江戸川区球場。ちょっぴり気張ったこどもたちに昨年日本ハムを引退したばかりの広瀬哲朗会員がリラックスできるよう冗談を交えながらの熱血指導。

大人ともこどもともつかない無邪気な笑い声が球場全体にこだました。

(リポーター=Wナベ)

 

■「あれから4年…」

大震災から4年目を迎えた兵庫では、グリーン・スタジアム神戸を会場に午前は神戸市内の中学生が、午後は西宮市及び姫路香寺町の小学生が今年も元気な姿で参加。

震災の年から本教室はグリーン・スタジアムで行われることがすっかり定着化している。今後は県内全域からの参加も増え、益々賑やかになりそう。

…毎年ここで出会うこどもたちの笑顔に励まされているのは私たち大人のほうかもしれない-。(リポーター=Sハラ)

 

■「肩まわし体操』とは!?

千葉県袖ヶ浦市営球場では、板倉正男会員(千葉県代表幹事)がリーダーとなり、「楽しい顔をして野球をしよう」と指導した。

こどもたちと指導者からモテモテだったのは元巨人のエース安原達佳会員。終了後も球場に居残って「ボールを投げると思わないで、肩を回す体操をしていると思って」と実践して見せた。この“肩回し体操”はビールの入った指導者との懇親会でも行われ、「教える人が間違ったら困るでしょう」とテレビCFのように模範演技。

(リポーター=Tヤマ)

 

■黄色い!?歓声

小雨まじりで少し肌寒さが感じられた岩手県営球場。そんな中、スタンドの一部分では…。

「石毛さあ〜ん」と黄色い!?コールが。指導を受けるこどもたちより、○数年前学生を終えたお姉さまたちの方がこの日を楽しみに待っていたのではないかと思われた。この歓声の中、今年入会したばかりの石毛宏典会員の華々しい!?OB会員デビューが飾られた。(リポーター=Sトウ)

 

■チームワーク抜群!

熊本県営藤崎台球場では、熊本出身・在住者で構成される「もっこす会」の協力の元、地元にゆかりのあるOBが大集合。前日、そして朝の熱心なミーティングが実を結び、古葉竹識会員(元広島)を中心に若手からベテランまでチームワーク抜群!なかなか皆んなにとけこめず隅っこでいじけていたかわいい低学年の男の子も、やさしいお兄さんOBの米村和樹会員(元阪神)に手を引かれ、うれしそうに仲間入り(リポーター=Kジマ)

 

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千葉・袖ケ浦市営球場

「松坂みたいになりたい人」という講師の問いに、「ハーイ」と一斉に手が挙がった。

 

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東京・江戸川球場

「左のワキをもっと締めて」。講師のやさしい指導に、豆キャッチャーも真剣な表情だ。

 

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青森・八戸屋内

残念ながら天気に恵まれなかったが、立派なトレーニングセンターがあれば練習はできる。

 

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大分・中津総合運動場

ウォームアップは大切です。でんぐり返し、上手にできるかな。

 

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岐阜会場より

 

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