8 児童の心身、学業、通学の状況
35例のうち、心身に障害のみられる児童は2名(5.7%)であり、平成4年度に実施された全国の「養護児童等実態調査結果」(以下「調査結果」と略)と比較すると、里親委託児、養護施設児よりその割合はきわめて低い。学業の状況をみると、「遅れがある」が13名(37.1%)みられる。「調査結果」では、里親委託児が16.5%、養護施設児が35.5%であり、おおむね養護施設児に近い割合となっている。通学状況をみると、「欠席しがち」が7名(20.0%)であった。「調査結果」では、不登校傾向が養護施設では1.8%と非常に低い。平成9年度の「調査」の「欠席しがち」という項目で回答を求めた今回の結果と、単純には比較できないが、決して低い割合ではない(以上、表(13)、(15)、(16))。