これは何回面会してもわずかな時間ではだめだと思って、24時間接する人間が変らなかったら、この子も近づいてくると信じ、家に連れ帰る事になりました。
長男は弟が出来たので嬉しい反面、今迄独りじめしていた玩具もさわられるので、とまどいもあったが、何をするのにも長男について行動を共にしていました。とうとう、お弁当持参でお兄ちゃんの幼稚園迄遊びに行ってしまいました。この幼稚園の園長、子どもも父兄もおばあちゃん先生と呼んで親しんでいます。おばあちゃん先生も事情を知っているので遊びで一緒にどうぞといって下さり、私も助かりました。
困った事が二つありました。一つ目は、排泄、排便の失敗した下着を何処かへ隠してしまう事。これは中学生頃迄続き、知人は「沢山下着、買い揃えて置くから、汚物を出さないのでは」。そこで、私も下着を常に3、4枚にしたが、やはり駄目でした。以前排泄の失敗で素直に汚物を出せない、何かあったのでしょうね。
二つ目は、すごく暗い所がいやで、豆電球ひとつつけて、今でも寝ています。もう19歳ですよ。そして夜泣きが一年位続き、その都度抱っこして眠ってみたり、今考えると、私達夫婦は真剣だったのですね。