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写真3-4 五教館

 

(5) 円融寺

円融寺は、草場小路の端に承応元年(1652)四代藩主純長によって建てられた寺院である。純長は、将軍家光の特別な許可により大村家の相続を許され、大村藩が存続できたため、その恩義に報いるため、徳川家の位牌を祀る寺院として建立した。

寺院は明治元年に廃寺、現在は護国神社となり、当時の建物は残っていない。庭園も長らく放置されていたが、昭和44年(1969)にその価値が確認され、江戸時代初期の庭園を今に伝えるものとして、国の名勝に指定されている。

 

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写真3-5 円融寺

 

 

 

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