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資料2

 

鳴き砂の浜、姉子の浜での漂着物による浜汚染の様子 [要旨報告] 安松貞夫

 

1. 現在までの調査経過

(1) 1999年8月21〜23日 安松地元の調査に同行 予備調査

(2) 11月20〜21日 安松ほか2人

(3) 2000年1月9〜10日 安松ほか2人

(4) 1998年10月25日 安松 鳴き砂サミット開催時

 

2. 調査を行った浜

 

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3. 調査報告構成

なぜ鳴き砂の浜になっているか。またその浜がどのように汚染されているのか

二丈町の姉子の浜の特性(鳴き砂、汚染状況)を明らかにするためには姉子の浜はもとより、その周辺の浜の状況を明らかにして、共通性、特異性を解明することが必要である。

そこで、周辺の海岸、玄界灘に面する浜、唐津湾内部の浜の調査を実施することにした。なぜ唐津湾内部にある姉子の浜が鳴き砂の浜であるのかは琴引浜のような荒波に面した浜の継続調査をおこなっている安松にとっては疑問なことだった。

季節によって姉子の浜は外洋に面する浜の性格を有したり、内湾の浜の性格を有したりするのだろう。波のあたり具合により効果的に砂が淘汰を受け、鳴き砂の浜になるのだろう。琴引浜では砂丘が砂の供給源と考えられるが、姉子の浜では、背後に砂丘がみられないが、付近の浜の砂丘から供給され浜を維持させているのだろう。

姉子の浜の汚染原因

浜の汚染を、汚染物質の浜への供給方式別に検討していく必要がある。

a. 現地性の汚染物質:浜に面した場所からの汚染物質の供給

(1) 駐車場からのタバコなどのぽい捨て

(2) 道路からの廃棄物の投棄

現地での観察調査では、残念ながら、この両方が存在する。

 

 

 

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