学習を行う上で感じた問題点は、屋外での活動なので、天候に影響されること、国道沿いに歩道がなく歩いて通うのは危険であるということである。
《研究課題と内容》
研究発表パネル(サミット発表用ではなく内部用)より
1. なぜ砂が鳴くのか:鳴く条件、石英のある場所、石英の砂の性質等について町のパンフレットや先述の職員の話から整理
2. 学校の裏の砂を鳴かせるには:姉子の浜の砂と学校の裏の福吉海岸の砂を鍋で煮沸・乾燥させ鳴くようにし、音を比較
→感想「いろいろ実験をして鳴き砂のことがわかり楽しかった。」等
3. 音の出しかた:上と同様の二ヶ所の砂の形態をを比較観察。よく鳴くための鳴かせ方を検討。砂鉄も採取。
→感想「鳴き砂がどうしてなくのかわかった。」等
4. 砂の特徴:砂の触感を確かめ、見た目を虫眼鏡・顕微鏡により観察
→感想「石英がきれい。むしめがねでみると、とてもすごい。」等
学習後の意識の変化:鳴き砂をめずらしいものと認識し、これからも守っていこうと感じたようだ。また、これまでしてきた浜の清掃の意味がわかり、もっと清掃活動に参加したいと思うようになたったという意見があった。鳴き砂学習をきっかけに、「地域の自慢」をひとつ見つけたといえる。
その後の総合学習:今のところ鳴き砂に関する学習を継続して行うことはなく、ビデオによる町の農業や漁業の取材や、美容院などでの職業体験などを行っている。鳴き砂サミットで発表したように、また大勢の人の前で発表したいと思っている。
他の学年の砂浜との関わり:3・4年生は、学校の裏の砂浜の清掃を行い、薪集めをして、焼き芋をする。2年生が海をテーマとした総合学習を福吉の浜で行っており、姉子浜にも訪れた。
子供と海との関わり:「海の祭典」(主催■)という地域イベントで、ひとつ下の学年の子供達とイカダレースに参加し、地域の海で遊び、地域活動にふれるという体験をしている。