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第2回広域連携観光振興会議

北陸WAC21概要

 

■要旨

第2回広域連携観光振興会議(北陸WAC21)は平成11年11月18、19の両日、北陸ブロック(石川県、富山県、福井県)で開催されました。会議では「北陸再発見−広域連携による新たな観光戦略」を全体テーマとして、3つのサテライト会場で個別テーマごとの討議が行われました。

各サテライト会場での具体的な内容は、石川会場が「温泉地の魅力創出−今、温泉地に求められているもの」をテーマに、石川県からの事例報告をもとに基調鼎談、討議・意見交換が行われました。

富山サテライト会場のテーマは「北陸における冬の観光振興」。富山県から北陸の冬の観光について現状報告がなされ、このあと討議・意見交換が行われました。

福井サテライト会場は「広域共同情報発信」をテーマに北本正孟氏による基調講演のあと、討議・意見交換が行われました。

最終日の石川中央会場では、ジェームス・三木氏の記念講演に続き、各サテライト会場での討議成果が報告され、これを踏まえた討議・意見交換が行われました。討議内容は、一般的な北陸の冬の暗い・寒い・厳しいイメージを変える必要性が説かれる中で、新しい観光スタイルとしての「癒し・健康・文化」を求める旅行が増える傾向にあり、とくに高齢者・女性・個人・家族化の動きが顕著となっていることが指摘されました。こうした最近の観光ニーズの変化に対し、委員から具体的な提言が出されました。この中で、冬の観光では「情報上の山(壁)」を取り除く努力が必要であり、さらに今後拡大するアジア市場に対し、三県共同でインターネット等を活用した情報化の推進および広域連携による取り組み強化が強調されました。

そして、会議を総括して北陸三県知事による共同宣言文が読み上げられ、三県は「今まで以上に連携しながら広域観光に積極的に取り組む」決意を内外に向け発信しました。

 

■日程概要

<石川サテライト会場>

テーマ:温泉地の魅力創出

―今、温泉地に求められているもの

18日 フォーラム

・開会/挨拶

・事例報告「石川県における温泉地の現状」

・基調鼎談「温泉地とまちづくり」

・討議/意見交換「北陸における温泉地の魅力再創出について」

・総括

・レセプション

19日 エクスカーション:長町武家屋敷跡、ひがし茶屋街

 

<富山サテライト会場>

テーマ:北陸における冬の観光振興

18日 エクスカーション:瑞龍寺、井波彫刻総合会館

・懇談会

19日 フォーラム

・開会/挨拶

・現状報告「北陸における冬の観光の現状」

・討議/意見交換「北陸における冬の観光振興について」

・総括

 

<福井サテライト会場>

テーマ:広域共同情報発信

18日 フォーラム

・開会/挨拶

・基調講演「広域共同情報発信―北陸再発見」

講師:北本正孟

・討議/意見交換「広域共同情報発信」

・総括

・レセプション

19日 エクスカーション:一乗谷朝倉氏遺跡

 

<石川中央会場>

テーマ:北陸再発見

〜広域連携による新たな観光戦略〜

19日 全体会議

・開会/挨拶

・記念講演「ドラマと人生」

講師:ジェームス・三木

・討議/意見交換

・北陸三県知事共同宣言

・レセプション

 

 

 

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