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コーディネーター

今日皆さんが同じようにでてましたけど、要するに、地域に、いかに売り出すかという、マーケティングの戦略指導みたいなものです。それは、色んな所で、やってるんですけども、それが、巨額なお金を使ったキャンペーン、ないしは博覧会という形式をとる場合もあれば、そうじゃなくて、本当に地道に日頃やっていることを、エネルギーを集中してベクトルを合わせると、それなりの効果が出るんじゃないですか。そういう形のものをやっていくということなんです。だから、その場合は、一言で言うと、県が日頃やっておられることと食い違うことが、いっぱい出てくるんです。そうするとね、悪い言葉で言うと、心理的な軋轢というか、喧嘩ごしというか、頼むからそれやめて、こっちにまわして欲しいということをやるわけです。今まで、ずっとやってこられたことだから、なかなか止められないわけです。でも、それ止めて、こちらにエネルギーつぎ込んでくれなきゃ、やってる意味がないというわけです。大変です。こんな割の合わない仕事ってないと思うぐらい、別に嫌いとか、相手に対して不満があるわけでもないのに、おまえはそういう余計なこと言うなとか言われて、というようなケースもあるんです。

外からはっきり言ってくれる人が、どうしても必要だということです。それは、観光協会でも同じことであって、色んな所へ訪ねられたら、そういうアドバイスというか、作戦というか、これができるんじゃないですか。

他にないでしょうか。今日は何か、テーマが、イベントでもって、観光に投資するかという、大変なテーマ頂いてしまったんで、私も、ちょっと様子が、決して軽いわけじゃなかったんですが、だから最後は、こういうところで落ち着いたかなあという気は致します。

それと、何度もご指摘頂いたように、行政がこういったことを、理解していこうと思ってやっていく時に、民間の人たちと手をつないでやらなきゃいけない。その時に、公平じゃなきゃいけないとか、平等に扱わなきゃいけないとかという問題が、必ず出てくるわけです。ところが、魅力を絞るということは、不公平をつけるということです。これよりもこっちの方がおいしいよというわけですから、これがなかなかそぐわない側面で、その時にこういった民間のエージェントや、民間の機関を、うまく活用されながら、プランなり、英知の役割を少し果たしてもらうということを上手に考えられたらいいかなというふうに思います。それと、今日、もう何回も出てますけれども、もう少し広く捕らえて、ワールドゲームズだけじゃなくて、その周辺を巻き込んで、色んな所の中の1つで、ワールドゲームズ考えると、秋田も売りこみやすくなるし、滋賀もそうだし、鳥取もそうです。温泉も、そうなんですけども、温泉に色んなものをくっつければ良いんだというふうに思います。温泉と桜でも良いし、食べ物でも良いですし、何か動物があるんならそれでも良いです。

ということで、1つの方向づけの結論に達しましたが、今日は皆さん、どうもありがとうございました。

 

 

 

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