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商業業務施設(アルパーク)の概要

 

総延床面積 175,059.84m2

総敷地面積 34,812.7m2

 

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(3) 特殊街路「新井口駅前線」(歩行者専用道路)の整備

1]歩行者専用道路(ペデストリアンデッキ)の設置目的・必要性

ア 当該商業街区の重要な交通拠点であるJR新井口駅及び広電商工センター駅と商業街区内に整備される交通広場(バスターミナル)とは、一体となって街区の総合交通ターミナル機能を担うべき施設であるが、両者が道路及び鉄道により分断されており、しかも、当時の横断歩道橋だけでは、商業業務施設「アルパーク」整備に伴う乗降客・歩行者の増大に対処することは困難であった。さらに、両者間の距離(約260m)への抵抗、歩道橋昇降による歩行の煩雑さ等の事情も勘案すると、両者が一体となって街区の総合交通ターミナル機能を発揮することは難しい状況にあった。

このような問題を解決し、ターミナル施設相互間の有機的な連携を確保するため、両者間を直結するペデストリアンデッキの設置が必要であった。

イ この新しい都心空間の中でも、ターミナル施設、アルパーク各棟及び大規模な体育館や宿泊施設等を有する広島サンプラザは特に相互間の有機的な連携が求められる施設であり、相互に大量の歩行者を発生させることが予測されたが、その歩行動線がすべて道路及び鉄道により分断されていた。

従って、ペデストリアンデッキの設置により、これら施設間の有機的な連携を確保し、各施設の機能を相乗的に発揮させることは、当該地区のまちづくりの上で不可欠な要素であった。

 

 

 

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